Synology の NAS はとても優秀なのですが、この DS415+ と DS1815+ では痛い目をみました。
どうやら、Intel CPU (Atom C2538) に問題があるらしく、起動できなくなる事例が出ていて、
私の会社の導入分も次々と災厄に遭いました。
社内スタッフで共有しているデータが盛りだくさんで、アクセスできないストレスもさることながら
データが復元できなかったらどうしよう!! と不安が募るばかり…。
(あとで Synology NAS は、実に安心な選択であったな、と実感しましたが)
さて、復旧する方法はないかと調べてみますと、ありがたいことに先人の方のサイトを
はじめ既に対処方法の情報がいくつか出ていましたので、私もトライしてみました。
サーバの症状
電源は入りますが、DISKのLEDがすべてオレンジに光り電源LEDは点滅、延々と起動しません。

しかしです、この状態からほんのちょっとの手直しで、本当に復活するというのですから驚きです。
対応策は本当に 100Ωの抵抗を指定の場所に取り付けるだけ! これだけで見事に復活!
実際にやってみた詳細をまとめてみました。 ハンダづけ経験者なら問題なくできるかと。
症状が出ていない場合でも先手必勝で処置しておくことをお勧めします!
用意するもの
- 100Ωの抵抗 (私は手元にあった1/2W 金属皮膜抵抗で)
- ハンダごて & ハンダ (ごくごく普通のでいいです)
- ニッパー (余分な抵抗の足を切る用)
- 普通サイズのプラスドライバー (NASを分解する用)
- やや大きめのマイナスドライバー (NASケースのツメをこじ開ける用)
本体をバラす
内部の基板までアクセスしなければなりません = 全バラシです。
でもそんなに困難ではありません。 以下、その手順です。
先にすべてのケーブル類を外してください。HDDももちろんすべて外しますがその前に、
重要:どのHDDがどのスロットに入っていたかを必ずメモしておくこと!
挿す場所を間違えると起動できません!

外し終わったら、背面の写真赤丸のネジふたつを外します。

このネジが外れると、コの字型の外装を本体の後ろへ少しズラせば外せます。が、
中に強固なプラスチックのツメが金属シャーシに引っかかっておりあり、ある意味これを
割らずに外すのがいちばんの困難かも知れません。


なんとかこれを外したならば、次は、プラスドライバーがしばらく活躍します。
写真の赤丸のネジふたつを外します。

SATA / USB ポートなどの底面基板がスロットに挿さっていますが、これを抜いて、
ファンの電源線(黄・赤・黒)も元の差し口をメモするなりした上で抜きます。

HDDを支えるシャーシの固定ネジ4つを外します。(以下の写真2枚、それぞれ赤囲みふたつ)


シャーシを外すと、基板が見えるようになりました。 さらにネジ4つを外して…、

金属パネルも外して、いよいよ基板とご対面です。 (写真は既に抵抗を実装済みです。)

ここからハンダごてとハンダの出番! ちょいちょいと付けてしまいましょう!
写真の穴(四角いのと丸いののひとつ)に100Ω抵抗の両足を突っ込んで、
あとはハンダづけして、余った線はニッパーでカットするだけです。

基板裏から見ると、こんな感じです。

基板への加工はこれだけ! あとは、分解の逆の手順で組み立てて、元に戻すだけです。
組み立て終わって、電源を入れると…、

電源投入後、数分後には起動完了後して「ピーッ」ってビープ音が鳴ります。
感動しました!
設置して、ケーブル類を繋ぎ、HDDを元のスロットにセットして起動すれば完了です。

扱いは雑ですが(笑)、ばっちり稼働中です。
